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本日ご紹介するのは、「企画力」。
マーケターのみなさんも施策を企画立案し予算獲得をされていると思います。面白い企画、斬新な企画、とその内容ばかりに注目されますが、実はその企画力とは立案するだけでなく、それを実現する力であるというのが著者が語られていることです。言われてみれば当たり前ですが、印象的でした。
それでは、本書のポイントをご紹介していきます。
・企画力
=人間と組織を動かす力
=企画を実現する力
≠企画を立案する力
=物語のアート
ひとつの事業やプロジェクトの、理念、ビジョン、戦略、戦術、行動計画
ひとつの商品やサービスの、イメージ、アイデア、コンセプト、デザイン
これらをひとつの魅力的な物語として「企画書」で語る
アート=「技術」と「心得」の結合
・最高の企画書=最高の推理小説
表紙を見ただけでも、手にとって読みたくなる最初のページと読むと、かならず次のページをめくりたくなる。そして、次のページを読むと、その先が読みたく なり、次々とページをめくって読み進んでしまう。気がつくと時間の経つのも忘れ、読み終えてしまう。とにかく、面白い。楽しい。静かな興奮を覚えるそし て、読み終えた後、そこで語られた「物語」が、深い印象とともに心に残る。だから、その「物語」を誰かに伝えたくなる。
・「知識」を学んだだけで、「智恵」を掴んだと錯覚しない
・企画書においては、企みを語れ。企みを、面白く、魅力的に語れ。
(夢と現実の絶妙なバランス感覚が求められる)
・「人間」が面白くないと、「企み」を面白く語れない
ただ「現実」を受け入れているだけの生き様は、面白くない
ただ「夢」を見ているだけの生き様も、面白くない
・「何を行うか」よりも、「なぜ行うか」を語れ
・企画書は、表紙の「タイトル」が勝負。読み手の気持ちを惹き付けられるか
=タイトルを見た瞬間に、ページをめくりたくなるか
→タイトルで「企み」を語る
例)
×IT革命時代の当社の事業戦略
(新しいビジネスモデルの提案)
○IT革命が求める「ニューエイジマン」への進化
(「販売代理」から「購買代理」へのビジネスモデルへ)
・企画書の構成は
表紙のタイトル=「企み」を短く、力強い言葉で語る
1ページ目 =その「企み」の背景にある「ビジョン」を語る
2ページ目 =表紙で語った「企み」を、「目標」に翻訳して語る
以降、目標を戦略に、戦略を戦術に、戦術を行動計画に順を追って語っていく
・企画書では、各ページのタイトルで問いを投げかけ、本文で「答え」を示す
「自問自答」のスタイルで「問い」と「答え」を投げかけ、読み手の思考の流れを導き、問題意識そのものを、どのように持つべきか提案する